Nandito Ako (2) [Nandito Ako]

Nandito Ako エピソード2


【ホテル】
チー:ジョシュ、なんなの?やめてって言ったでしょ!あなた、5歳児??
ジョシュ:チー、ただ遊んでるだけだよ!
チー:ジョシュ、私はあなたのマネージャーであって、子守りじゃないのよ。
ジョシュ:(花を出して)お嬢さま、ぼくを許して。
チー:また魔法にしてやられたわね。
ジョシュ:それで、マニラの事務局に連絡した?
チー:ええ。
ジョシュ:で?
チー:ツアーの主催をしたいって!
ジョシュ:それはよかった!
ビリー:やあ、どんなぐあいだ?
ジョシュ:まあまあだね。
チー:マニラでツアーが決定よ!
ビリー:なるほど~。それでコイツ、こんなに嬉しそうな顔してんだな。なんでそんなにマニラに行きたいんだ?
ジョシュ:べつに~。
ビリー:わかった。あっちに女がいるんだ。
チー:女よねえ~。
ジョシュ:ええっ、違うよ。
ビリー:またまた~。信じるか、そんなの。
ジョシュ:ぼくは7歳までいて、それきりだよ。あっちで知ってる女の子といえば、ぼくの命を救ってくれた子だけだ。でも名前すら知らない。

【アーニャの家】
アラジン:いつもぼくたちを見守ってください。ママの仕事がうまくいきますように。ママが一緒にいないときでも、ぼくたちがママを愛してるってことママがわかってくれますように。それだけが願いです、神さま。アーメン。
アーニャ:さ、寝ましょう。
アラジン:お姉ちゃん、お姉ちゃんのパパと会ったことある?一緒にいれたの?
アーニャ:うん、ちょっとだけね。パパが戻ってきたとき、火事で死んじゃったの。
アラジン:じゃあ、ぼくのパパは?会ったことある?
アーニャ:あるわよ。でも私まだ小さかったし、それにそのひととママはそんなに長く続かなかったの。あまりうまくいかなかったの。でも、なんでそんなこと聞くの?
アラジン:べつに。ただ、ぼくいつかパパに会えるのかなと思って。
アーニャ:どうなろうと、ママとお姉ちゃんはいつもアラジンと一緒で、アラジンが大好きよ。
アラジン:わかってる。それでもパパに会いたいんだ。
アーニャ:寝ましょう。

【クラブ】
同僚:ねえテレサ、どうしてあなたが、そんなにがんばって仕事してしてるの?
テレサ:どういう意味?
同僚:あなた必死に若作りしてるけど、あなたの娘さんがもうここで働いてもいいんじゃない?
テレサ:いまなんて言った?
同僚:なんで?本当のことでしょ?
(テレサがつかみかかる)
同僚:なにするの?髪の毛を離して!
テレサ:いま言ったこと取り消しなさい!私の娘は、私みたいにはならない!あの子は学校を出て、まっとうな仕事に就くのよ!そして家族の生活を助けるの!
別の同僚:テレサ、もういいじゃない。彼女、娘さんに妬いてただけなのよ。
テレサ:その通りだわ!あいつらはこの場所から抜け出せない。でも、私らの子供たちは助けてくれる。ちょっとの辛抱よ、そしたら、ましな生活が待ってるわ。

【TVナレーション】
バンコクでのコンサートのキャンセルを受けて、国際的人気歌手のジョシュ・ブラッドリーがアジアンツアーを続けるために突如、この国を訪れました。コンサートは日曜日におこなわれます。

【車の中】
パブリート:おはようございます。あなたの運転手のパブリートっす。
ジョシュ:おはよう、パブリート。
チー:ホテルまでお願いね。
パブリート:了解だす。
ジョシュ:湾沿いの道を行ってくれる?
パブリート:あいよ!もちろん!
ジョシュ:ありがとう。
チー:なにかたくらんでるわね?
ジョシュ:なにが?
チー:ジョシュ、これ以上面倒は起こさないでね。ここに来るってこと自体がもう面倒なんだから。私、スティーブ叔父さんに殺されちゃうかも。
ジョシュ:心配ないよ、行儀よくする。
(スティーブ叔父さんから電話)
チー:うわさをすれば、ほら。
ジョシュ:出ちゃダメ!
チー:ジョシュ?
ジョシュ:あとでかけなおす。

[ひらめき]追補ここから

【アーニャの家】
アーニャ:ほら、お水飲んで。
テレサ:アーニャ!
アーニャ:お母さん!
テレサ:アーニャ、ごめんね。お客さんにせまられて~。でもね、言ってやったの、もうそういうのはこりごりだって。私は子供たちだけのために生きるのよお。
(お金を渡して)はいこれ。ごめんね~、やりくりはまかせるわ。クラブの仕事、最近景気がよくなくて・・。
アーニャ:ねえお母さん、どうしてクラブの仕事をやめないの?
テレサ:心配しないで。あなたが大学まで行ったらもうこの仕事はやめる。だあから、しっかり勉強するって約束してね。私の二の舞はだめ。若くして結婚なんかもしちゃだめ。
アーニャ:私まだ、ボーイフレンドを作ることすら考えたこともないのに。
テレサ:そうよお。それでいいの。家族がいちばんだいじなんだからね。はい!
3人:エイ・エイ・オー!
アラジン:ママまた酔いつぶれちゃった。お姉ちゃん、学校行くからランチのお金ちょうだい。
アーニャ:あんたって、まるでお金もらうために学校行ってるみたい・
アラジン:違うよ、遊ぶために行ってるんだよ。
アーニャ:遊ぶなんてまだ早すぎるわ。はい、これあんたのお金。
アラジン:ありがとうお姉ちゃん。お姉ちゃんが世界一だよ。
アーニャ:やめなさいって。学校が終わったらすぐに帰ってくるのよ。お母さんの面倒見るひと、あんたしかいないんだから。私は放課後、仕事だからね。
アラジン:わかったよ、お姉ちゃん。じゃ行ってきまーす。
アーニャ:気をつけてね。

【車の中】
チー:ジョシュ、窓しめてくれる?危ないわよ。それに誰かに見られたら、追いかけられるわ。
(ラジオからNandito Akoが流れる)
ジョシュ:そこでとめて!
パブリート: だんな、この歌、知ってるんすか?
ジョシュ:知ってる。
パブリート:フィリピンの歌はお好きでっか?

【近所の道】
アーニャ:300ペソしかない。どうやって支払いしよう・・・食費とか、家賃とか、電気代とかあるのに。
ラントイ:おい、バングス!おまえ、金ないんだろ?どうだ、俺と取引しねーか?キスしてくれたら100ペソ払うぞ。
アーニャ:ほっといてよ!
ラントイ:いいじゃねーか!母親も娘もどうせ似たもの同志だろ?
アーニャ:お母さんの悪口を言わないで!
ラントイの母:うちのベイビーになんでそんなことすんのよ!
アーニャ:あんたの変態息子に聞いてみたら!?
ラントイの母:うちの息子が変態だって?それはそっちだろ!
アーニャ:なんであんたの息子がこんななのかよくわかった!甘やかしすぎよ!
ラントイの母:はあ?あたしが?あんたの母親はどうなのよ?売春婦のくせに!ウソだと言うなら怒ってみせたらどう?はっ、本当のことだろう!あんたの母親はオロンガポで売春婦をやってたんだ。あんたとあんたの弟は父親が違うくせに。泣くつもりなの!?
ボルタ:んまあ~、タシンさんってば、こんなに明るいうちからすごいわねえ。あなた、頭おかしいんじゃないの?アーニャ、行きなさい。このデカ女はあたしにまかせて。
ラントイの母:このオカマ!あんたたち仲間?ふしだらな!
アーニャ:私が年上とはケンカしないってことに感謝するのね!でもあんたの息子は、やってやるから!

[ひらめき]追補ここまで



David Archuleta - Nandito Ako Episode 2 (English... 投稿者 NanditoAkoTVSeries
【学校の校庭】
アーニャ:私、言ったのに。生徒集会のほうに申し込んでくれればよかったって。私、こんなビューティ・コンテストなんてなにもわからないよ。
デニース:シーッ
司会者:2012年ミス・キャンパスのホリー・ポサダス、おめでとうございます!
(アーニャとホリーがぶつかる)
ホリー:ちゃんと前見て歩きなさいよ!このバカ!よくも私の即位式を台無しにしてくれたわね!
アーニャ:私のせいじゃないわよ!
デニース:アーニャ、やめなよ。奨学金がなくなってもいいの?

【ホテル】
ジョシュ:ねえねえ、チー!スティーブ叔父さんからまた電話きた?
チー:きたわよ。23回も。
ジョシュ:心配すんな~、あとで電話しとくよ。
チー:してよね。
ジョシュ:ああ、このギターの弦がまた切れちゃったよ。
チー:ギターの担当者に言っとくわ。あなたは直さなくていいから。
ジョシュ:そんな必要ないよ。自分でやるから。時間ならたっぷりあるし。
チー:それは私の問題じゃないわ。ふつうはコンサートが終わったらアメリカにすぐ帰るのに、長く滞在したいと言ったのはあなたでしょ?ここでなにするつもり?
ジョシュ:お母さんがよくぼくを連れて行ってくれた場所へ行ってみたいんだ。

【ホリーの家】
お手伝いさん:おかえりなさいまし。
ホリー:お母さんはいる?
お手伝いさん:お部屋にいますよ。あとで外出されるようです。まあ、これは?優勝したのですか?
ホリー:そうよ。あ、お母さん。
マルガレート:なにかあったの?
ホリー:私、ミス・キャンパスで優勝したの。すごく緊張したけど、でもがんばったわ。
マルガレート:まったくもう。あなたのお姉さんはハーバードの奨学生なのよ。あの子は家にメダルを持って帰った。それにひきかえ、あなたはどう?(花を落とす)あなた、自分がなにをすべきなのかわかってないの?こんな子を誇りになど思えないわ。学校でこんなくだらないことばかりして。恥ずかしいったらありゃしない。

【ホリーの部屋】
-Wherever You Are-
ホリーの妄想
ホリー:いったいいつあなたに会えるのかしら、ジョシュ・ブラッドリー。

【ハンバーガー・スタンド】
雇い主:なぜ仕事に遅れたの?
アーニャ:すみませんでした。道が混んでて。
雇い主:しかたないわね。ちゃんとやってね。
友人:ねえホリー、ジョシュ・ブラッドリーが来るって知ってる?
ホリー:うそ!
友人:タイがなくなったから、ここでコンサート見れるなんて!
友人:あらまあ、誰かと思えば。そのユニフォーム、お似合いねえ。うちのメイドみたい。
アーニャ:注文は?
友人:あらまあ、怒ってるのかしら?で、いったいどんなサービスをしてくださるっての?
アーニャ:注文する気がないなら行ってくれる?
ホリー:買うわよ。
アーニャ:いくつ?
ホリー:ハンバーガー10個。大急ぎでね。

【ホテル】
スティーブ:おい、ジョシュ!二度とここに戻ってくるなって言っただろ!
ジョシュ:ここにいるって、どうやってわかった?
スティーブ:レーベルに電話した。コンサートは中止だ、すぐに俺と一緒にロンドンへ来るんだ!
ジョシュ:いいや、ぼくはここにいる。もしぼくを妨害するのなら、ヨーロッパ・ツアーをやらないぞ。
スティーブ:ふん、そんな脅しにのるものか、ジョシュ。
チー:スティーブ、考えてみてよ、いまさらコンサートをキャンセルなんてできないわ。もう契約は済んでるし、すべて手配済みなのに。
スティーブ:おまえもグルだって知ってるぞ。
ジョシュ:チーは関係ない。ここに来るってのはぼくが言い出したことだ。
スティーブ:なにをする気なんだ、ジョシュ?
ジョシュ:ただ、故郷に戻ってきたかっただけだ。ここがぼくの故郷なんだ。
スティーブ:何度言ったらわかるんだ、ここはおまえの故郷じゃない!おまえはアメリカ人だ。おまえがここに来る理由などなにもない。
(ジョシュ立ち去る)
スティーブ:ジョシュ、戻ってこい!
チー:私がなんとかするわ。だからここにいて。

【ハンバーガー・スタンド】
アーニャ:はい。
友人:だれがそんなもの、食べるって言った?
友人:そうよ、あんたのその汚いハンバーガー食べて病気になったらどうする気?あんた汚らしいもん。
ホリー:あはは。みんな、行こう。
アーニャ:ちょっと!お金払ってよ!私にはこんなに払うお金ないもの!
ホリー:あなた自分で払ったら?このあいだ、学校で私に恥をかかせた代償として。
アーニャ:でも私のせいじゃないって言ったでしょ。それに謝ったわ。
友人:じゃあ今度は、自分の顔に向かって謝ることね。
アーニャ:顔にですって?じゃああなたの顔にこのハンバーガーをくれてやる!
雇い主:アーニャ、いったいなんなの?
友人:私たち、ただハンバーガーを買おうとしてただけなんです。そしたら彼女がハンバーガーを友達に投げつけてきたの。
ホリー:そうなんです。でも私たちがお金は払います。はい、どうぞ。
アーニャ:うそばっかり!
雇い主:言い訳は聞きたくないわ。もうあなたはクビよ。

【学校】
ホリー:あの子にしたこと、ちょっとやりすぎだったと思わない?私たちのせいでクビになったのよ。
友人:いいんじゃない?彼女にとっていい勉強になったんだから。私たちに逆らうとどうなるかって、わかったはずよ。
友人:なんであんな子の話をしてるの?ホリー、あなたの話をしようよ。
友人:キャンパス・クイーンになった件、あなたのママはなんて言ってた?すごく喜んだはずよね。
ホリー:もちろん、すごく喜んでくれた。じつは来週、香港に行って、お買いものするの。私がよくやってるご褒美ですって。
友人:わあ、よかったねー。おめでとう。
ジェラルド:よお!楽しそうだな!
友人:もちろんよ、ホリーがキャンパス・クイーンになったこと喜んでたの。
ジェラルド:ホリーにお祝いを言いたかったんだ。おめでとう!ところで、ちょっとこれやらないか?(マリファナを取り出す)
友人:わあ、どこでこれを?
ホリー:彼に返しなさいよ!ほら取って!
学部長:あなたたち、授業はないの?
ホリー:いまから行くとこです。
(マリファナが落ちる)
学部長:ポサダスさん、これはなに?

【アーニャの近所】
マンド:アーニャ!なんで振り向かないんだ?
アーニャ:振り向かなくてもあんただってわかるもん。ママと弟以外で私のことアーニャって呼ぶのはあんたしかいないから。
マンド:ここのみんなは、おまえが潔白だから居心地が悪いんだよ。自分の名前、好きじゃないのか?国魚のバングス、って。エピファニアの本名で呼ばれるよりずっといいじゃん。もっとグロい。
アーニャ:お母さんがおばあちゃんからとってつけた名前なのよ。悪い?
マンド:ただの冗談だよ。
アーニャ:きょうはさんざんな日なの。あんたの冗談につきあう気分じゃない。
マンド:待てよ、だれかになんか悪いことされたのか?あっちは何人だ?俺がカタつけてこようか?建設現場から俺の仲間呼んでくるぞ。相手はだれなんだ。
アーニャ:だれでもないわ。ただ、今日仕事クビになったの。
マンド:そりゃあ、ついてないな。
アーニャ:どうやって家賃払おう。
マンド:よし、なんか策を考えよう。これから相談しよう、な?
アーニャ:また別の日にね。きょうは行くとこがあるの。
マンド:どこだよ?
アーニャ:お父さんが死んだ場所。じゃあ、もう行かなくちゃ。

【学校】
ホリー:私、なにも知りません。私のじゃありません。みんな、本当のこと説明して。
事務長:ジェラルド、これはなに?
ジェラルド:俺は知りません。
事務長:ティナ、あなたは?
ティナ:ホリー、なんで私たちを巻き込むの?
ホリー:いったいなに言ってるの?信じてください、それ私のじゃありません。
事務長:ポサダスさん、いいかげんにしなさい。あなたの親に、あした学校に来るよう伝えなさい。わかりましたね!? もう行きなさい!



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