TV5 Nandito Ako 記者会見 [インタビュー]

頭のなかでナンディ~ト、アコォ~がとまりません。

きのう2/4は、ファンとの集い「Grand Fans Day」でドラマ Nandito Ako のトレーラーが公開されて、そのあと夜にはTV5の記者会見がありました。
その記者会見でのデヴィッドのQ&Aを、ざっと要点のみですが、以下に紹介します。

Nandito Ako Trailer and Q&A TV5 Presscon
Credit to Abrra58
 
フィリピンに来てから撮影漬けの毎日だったそうだが
「そう、ずっと忙しかった。月曜日から金曜日まで撮影して、週末はべつのイベントがあったりした。」
 
デヴィッドの演じた役柄について
「ぼくが演じたジョシュ・ブラッドリーは、フィリピン人を母に持つハーフの国際的な歌手で、幼いときに火事で母親と生き別れになった。思いやりのある人物で、孤独に生きてきた。歌手として成功したけど、心にむなしさをかかえていて、それを埋めるすべを探し求めていた。このドラマでは、素晴らしいひとたちとの出会いをからめながら、彼がそれを見つける過程を描いている。」
 
タガログ語のドラマは大変ではなかったか
「ぼくのセリフのタガログ語は簡単なものばかりだったので、それほど難しくはなかったが、大変だったのは、ほかのキャストはほとんどがタガログ語のセリフだったこと。ぼくはそれに英語で応えるという形が多かった。でもいい挑戦だった。困難はあったけど、自分にとっていい鍛錬だったと言える。」
 
ジャスミンとユーラについて
「この2人と一緒に仕事できたことは素晴らしかった。みんなは、裏でなにかあるんじゃないかと詮索したけど、でも2人とも素晴らしい女優、素晴らしい女の子たちで、ぼくらはいい友達になった。ほかのキャストもみんなそう。この撮影が終わってしまってすごく淋しい。このままみんなで続けられたらいいのにと思う。キャストもクルーたちも監督もみんな素晴らしくて、終わるなんて辛すぎる。ずっと続けたいくらい。やめたくない。」
 
フィリピンで印象に残っていることは
「間違いなく食べもの。フィリピンの文化はすごく寛容で、いつもみんな食べものとかお菓子をいっぱいくれる。とてもリラックスできて、自分が家族の一員のように感じさせてくれる。この国に来るといつも、フィリピンのひとたちはなんて温かいんだろうって思う。この3週間を過ごしてほんとうにそれを感じた。ぼくは似たような環境で育てられてきたから、自分の故郷にいるように感じる。だからみんなが温かくもてなしてくれるのにはほんと感謝してる。」
 
TV5との次のプロジェクトの可能性は
「TV5とはほんとうに素晴らしい時を過ごせた。ぼくの都合があったり調整が必要なときに、みんなとても親切に礼儀正しく対応してくれた。おおらかで一緒に仕事がしやすいひとたちだった。さっきもてなしの心とか故郷のように感じるって言ったけど、このキャストやTV5のひとたちによるところが大きい。だからまちがいなく、また戻ってきてみんなと仕事をしたいと思う。それだけの価値があったから。最初はすごく不安だった。自分は演技なんてわからないし、ドラマなんてどうなることやらと思っていた。でも振り返ってみると、日々、やってよかったという確信となった。ひとびとと知り合い、そして歌う以外に、演じることで表現することに挑戦できた。演じることも芸術のひとつだから。場面を説得力のあるものにするために、俳優や女優たちがどれほどのことを成し遂げているのかがわかり、ますます尊敬の念が強くなった。」
 
このドラマの申し出が来たときはどう思ったか
「最初は気乗りしなかった。いったいどんなことになるか想像できなかったし、遠い国までやってきて連載ドラマを撮るなんて初めてのことで、まちがいなく最初は否定的だった。でもフィリピンのひとたちは素晴らしくて礼儀正しくて、TV5との交渉では最初からとてもやりやすくて、これがたやすく実現できるようにと調整してくれた。そのほかには、タイミングが完璧だったというのもあって、ぼくはひとりの人間として、いろんなことに挑戦するため自分の居心地いい領域から外へ踏み出し始めていたところで、食べ物のことすら冒険してるわけで。この経験で人間的に成長できた。普通ならおじけづいてやらないことだろうけど、だからこそ挑戦してやろうって思った。そしてタイミング的にも、2年のミッションへ出かける前の最後の仕事としてぴったりだった。ある意味これは、ぼくがまさに必要としていたことかもしれない。自分がどういう人間なのかを教えられたし、すごく変な気分だ。自分をもっと知ることになるなんて思ってもみなかったから。でも演じることで他人のことがよくわかって、また、自分自身についても教えられた。」
 
ジャスミンのお姉さんのコンサートに行ったことについて
「ちょっとしか観られなかったけど、TV5のクルーたちと一緒に行って、すごく楽しかった。彼女のなにが立派かって、彼女は夢を追うことの大切さをひとびとに教えていること。けっしてトップ歌手でなくたって、努力して最善をつくすことに意味があるってこと。彼女がそういうメッセージを人々に伝えて勇気づける姿を称賛したいと思う。」
 
いま、あなたのキャリアの中で演技の位置づけは
「もしこれの前に同じことを聞かれたとしたら、わからないと答えていたはずだ。でもいまは、もっとやってみたいと思ってる。この経験は、いままの人生でも最高の経験のひとつだ。ほんとうに楽しかった。自分はたいした演技力もないし、まったくの初心者だ。でも、これからもっと演技の腕を磨いていきたい。それほどほんとに楽しかった。もちろんすごく大変なことだし、多くの人手もかかる。だからもっと上達していけたらいいと思う。これからも取り組んでいきたいことのひとつとなった。演じることは、ひとびととわかちあえる素晴らしいものだと思う。」
 

デヴィッドを演技に開眼させてしまった Nandito Ako.
「Grand Fans Day」で流されたそのトレーラー映像には、いろんな意味で盛り上がりましたよー。

こちら↓のビデオには、トレーラーのすべてがきれいに映っています。
 →オフィシャルのフル・トレーラーに貼り替えました。
Nandito Ako Trailer
TV5Philippines

こちら↓のTV5がUstreamしたときの映像は画像は粗いですが、トレーラーを観るデヴィッドの表情にやられました。上の動画と見比べて、デヴィッドがどのシーンをどんな表情で見てるのか、もちろん検証済みです(笑)
TV5 Live 2 - Nandito Ako trailer
Credit to cristobalite4126

トレーラーだけでもう、話はじゅうぶんわかりました~っという感じですが・・。

フィリピンでドラマというのも陳腐に思えて、じつはこのドラマの仕事にはいまいち熱くなれずにいたのですが、この日のデヴィッドを見てちょっとだけ気持ちに火がつきました。 というのも、ドラマはどうでもいいんですが(えっ)、デヴィッドの一生懸命さがいとおしくなったからです。 なんだかアメリカン・アイドルの頃のデヴィッドと、その彼を応援していたときの自分の気持ちを思い出しました。

だから、期待しないと書いたけど、すこし応援しようかなー。 
 
 
コメント(10) 

コメント 10

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mamichan

私も、昨日急にAI時代のdavidが見たくなり、録画していたAI S7のファイナルを感慨深く見ていました。あの頃はほんとまだ少年て感じで、絶対セーフだっていうリザルトでもハァハァして、頼りない感じでした。今は未知のことに挑戦してる姿が頼もしいです。たくましくなったなあ〜とか思ったりして。でも、プレビューはなんか気恥ずかしい感じでした。
by mamichan (2012-02-06 09:14) 

reiko

Grayさん、ありがとうございます^^
デヴィッドが演技する楽しさに目覚めてしまったのが、このトレーラーを見つめる表情でもすごく感じられて、どきどきしましたっ。しかもどこでこの表情って確認してさらにどきどき(笑)

このトレーラーを見る限り、俳優人も演技派の方たちが揃っている?のか、そんな中に放り込まれて目の前であんな演技を見せつけられたら、そりゃあ、デヴィッドもやるしかないっ。って感情を爆発させてくれたんではないでしょうか。

自分をけして甘やかさず、困難なことに向かって挑戦していく姿になんか、とても感動しています。

それから、気になっていたジャスミンちゃんのお姉さんのコンサートに行ったこと、ジャスミンちゃんと同じ質問をされていたんですねっ。
きちんとデヴィッドの口から回答を聞けて、やっぱりいつものデヴィッドで
安心しました(笑)。訳してくださってありがとうございます。

このドラマ、意外とヒットして、やはりミッション後に続編でしょうか?
記者会意見のときに流れたトレーラーはラストが違いますよね。
ジャスミンちゃんの最後の表情が気になっています。

わたしもナンディート、アコ~がぐるぐるしっぱなしで止まりません^^;


by reiko (2012-02-06 14:54) 

mokk

今日、やっとPCで観ることが出来ると開いたら、Grayさんが全部まとめてUPして下さってたので、本当に嬉しいです。ありがとうございます・・・!ティーンエイジャーの恋物語かと思っていたのですが、デヴィッドが体当たりで演じているのと、サポートする廻りの人達の暖かさが伝わって来て、結構グっと来ました・・・。その上、デヴィッドの歌うナンディート・アコが最高に盛り上げてこれだけでも一見の価値ありですね・・・・!!! 
”最初は気乗りしなかった・・・”と言うデヴィッド、このドラマがラブストーリーだと知ってて受けたのだとしたら、相当のチャレンジ精神ですね。結果オーライで良かった~!(TV5も演技初めての人をよく抜擢しましたね、デヴィッドがいくら国民的アイドルでも!・・・その演技力を見抜いてたんでしょうか
???)
by mokk (2012-02-06 20:02) 

Gray

mamichanさん
AI当時よりずいぶん大人になったけど、
ひさびさこういう高揚した初々しい表情を見たなあ、という思いです。
トレーラーは最初はこっぱずかしかったけど10回ほど見たら慣れました(笑)
このドラマ、メロドラマの要素すべて詰め込みましたって感じで
ふつうだったら絶対見ないんだけど、デヴィッドなのでしょうがないです~。

ドラマの関係者がデヴィッドはまるでスポンジのようだと言ってました。
どんどん吸収するらしい。たくましいですよね。

by Gray (2012-02-06 22:38) 

Gray

reikoさん
きょうもまだナンディ~トアコォ~がぐるぐる。

ドラマの脇役たちがなんか海千山千揃いで、
泣く喚くひっぱたくで、ひゃーって感じです。
デヴィッドは完璧主義者で、自分の演技がgoodじゃ納得しなく、
greatを得るまで何度もやったそうですよね。
でもあのお墓で泣くシーンはちょっと笑えましたーあはは

ジャスミンのお姉さんのコンサートに行った件って、
私はあまり深く考えてなかったけど、
そんなにファンのあいだで心配の種になってたんですか?
友だち想いのデヴィッドなら普通に行くんじゃないかなあ~~

ミッション後に続編はこれもう必ずありそうですね。
そのときデヴィッドは23歳の色男、女の子たちも立派に育っていて、
まずいかも!
あと記者会見の一番最初に流れた舞台裏ビデオが面白かったです。
あれ、もっときれいな映像で観たいですが出るのかしら?

by Gray (2012-02-06 22:44) 

Gray

mokkさん
上の3本も含めて一連の動画が削除されちゃったようだけど
ぎりぎり観られてよかったですね!

脚本を読んでから受けることを決めたのでしょうから
ロマンチックなお話だと知ってたはず。
まあメインのテーマは、ジョシュの自分探しなのでしょうが。
しきりに自分のことをよく知る助けになったと言っていて、
いった自分のどんな部分を知ったのかが気になります。
自分の女好きを発見したとか?

演技素人で連続ドラマの主演なんて、
オファーした側も受けた側も無謀でしたよね。
最初は仲間とコーヒー飲みながら、デヴィッドを呼ぶなんてどうだ?と
ちょっと言ってみたことがどんどん話が進んで現実になってしまった、
とTV5のプロデューサーが言ってましたが、
デヴィッドの素質を見抜いての話だったのかはわかりません。
それがミッション前のスケジュールに滑り込めたことも含めて
めぐり合わせって不思議だなあと思います。

by Gray (2012-02-06 22:56) 

mamichan

残念ながら、画像が削除されてしまいましたが、Grayさんの訳でかなりいろんなことがわかりました。ユーラとジャスミンはいい友だち でよかったですよね。いい歳して、やや嫉妬。
ちなみに、妹ジャジーはジャスミンの愛称ですか?
あと、今更〜な疑問、ナンディコ〜アコ〜♪( ´θ`)ノの意味って何ですかね?
どさくさに紛れて、Grayさんに聞く、、、。
by mamichan (2012-02-07 03:22) 

Gray

mamichanさん

妹ジャジーの本名はメリッサですね。
ふつうジャジーなら本名はジャスミンかな?って思いますが
なんでジャジーって呼ばれてるのかはわかりません。

ナンディートアコオーは、直訳I'm Hereで、
いつもきみのそばにいるよ、みたいな?
きみがほかの人を好きになってもきみを愛し続ける
ぼくはずっとここできみを待ってるから、ぼくの元へおいで・・・
みたいな歌詞のようです。

動画は削除されて残念。
記者会見とかトレーラーはプロモーションなんだからいいじゃないね~。

by Gray (2012-02-07 07:56) 

mamichan

今更ながらの質問ですみません。意味もわからず聞いてまたが、そんなロマンチックな曲なんですね。ありがとうございます〜。
by mamichan (2012-02-09 20:03) 

Gray

かなりロマンチックですよね~。
フィリピンのファンが涙目になるのもわかる気がします。

フィリピンの音楽のアルバムのレコーディングも進んでいて
こちらは歌詞が英語で、またまたロマンチックな選曲らしいので
楽しみです!!

by Gray (2012-02-11 11:21) 

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